インプラント治療と
その他の治療の違い
治療法の比較-インプラント・入れ歯・ブリッジ
インプラント治療とは、歯の抜けたところにチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上にセラミック製の人工歯冠を取りつける治療です。生体親和性の高いチタンは顎の骨と一度一体化すれば安定し、長期間にわたって天然歯と同じようにものを噛むことができるのが大きな特長。これまでの入れ歯やブリッジといった治療と違い、見た目や機能性の優れた治療として注目されています。
インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
---|---|---|---|
見た目 | 天然歯と変わらない | 保険診療の場合素材の制限があり、自然な見た目を再現するのは難しい | 比較的自然な見た目に仕上がる |
噛む機能 | 天然歯と変わらない噛み心地と噛み合わせ | 機能は天然歯の半分以下で装着時に違和感がある | 天然歯と近い機能を回復でき、違和感は少ない |
周囲の歯への 影響 |
周囲の歯に影響はない | 部分入れ歯の場合バネをかけた歯に負担がかかる | 両隣の歯を削り土台にするため負担がかかる |
耐用年数 | メンテナンスが的確ならば約30年 | 数年ごとに作り替えが必要 | メンテナンスが的確ならば約10年 |
費用 | 保険外診療のため比較的高い | 保険診療の場合安価 | 保険診療の場合安価 |
外科手術 | 外科手術が必要で場合によっては手術できない | なし | なし |
治療期間 | 比較的長期間だが、治療法によっては短期間 | 比較的短期間 | 比較的短期間 |
インプラント治療の種類
インプラントオーバーデンチャー
総入れ歯の安定性が悪いと、食事や会話などに不自由を強いられます。
そこでミニインプラントを4本埋入して顎の骨とお手持ちの入れ歯をしっかり固定する方法です。
治療費も身体への負担も抑えられるうえに、入れ歯は取り外せるためメンテナンスが楽にできます。
ミニインプラント
ミニインプラントは通常のインプラント(直径約4.0mm)に比べて小さい、直径1.8mmの入れ歯安定装置です。
歯ぐきを切開する必要がなく、短時間の治療で済み、すぐに入れ歯を装着できます。
抜歯即時
歯を抜いてすぐにインプラントを埋入する方法で、
手術が1回で済みます。骨量が十分で歯周病にかかっていないなどの条件はありますが、1日で抜歯から仮歯装着までできるため通院回数も少なく、
歯がない期間を大幅に短縮できます。
フラップレス
“切らないインプラント”といわれる方法で、歯ぐきに小さく穴をあけてインプラントを埋入します。
切開傷がありませんから術後の出血や痛み、腫れが少なく、歯ぐきの治癒も早いので治療期間が短く済みます。
サイナスリフト
インプラントを埋め込むための上顎の骨の厚みが足りない場合に、顎の上部にある空洞「上顎洞」に骨補填剤を注入して骨を再生させてからインプ
ラント治療をする方法です。骨の再生は6ヶ月ほどで完了します。
ソケットリフト
上顎の骨が足りない場合に、インプラントを埋入する部分を特殊な器具で押し上げながらピンポイントで骨補填剤を注入し、骨を再生させてから
インプラント治療をする方法です。歯ぐきの切開の必要がなく腫れや痛みが少なくて済み、骨の再生が必要な量によってサイナスリフトと使い分
けます。
GBR法
顎の骨が足りない場合に「メンブレン」という人工膜で骨を再生させるスペースを確保し、そこに人工骨か自分の骨を移植して骨の再生を待って
からインプラント治療を行う方法です。
ピエゾサージェリー
骨が薄いために従来の器具では骨を削ることが難しく、インプラントができないといわれた方でも可能な方法です。
3次元超音波振動の器具を用いることで削る長さや深さを正確にコントロールでき、神経や血管を傷つける心配がありません。
40代、50代、60代 インプラント治療の重要性
私たちが歯に求めるものは、審美性と機能性です。もしも永久歯を失ってしまっても、入れ歯やブリッジである程度補うことはできますが、審美性
と機能性の両方を満足のいくかたちで取り戻すことはできません。特に「噛む力」は毎日の食事にかかわることですので、妥協してしまっては食事
がつまらなくなってしまいますし、健康にもよくないでしょう。
健康状態に直結する「噛む力」が、本当に重要になってくる40代、50代、60代。歯を失ったままだと急速に老化が進む様子は、どなた様もが思い浮かべられるはずです。
女性にとっては美容面での老化にも大きく影響します。
人間の骨が成長を終える10代後半を過ぎれば、インプラント治療に年齢制限はありません。
全身の健康状態が良好ならば、80代でももう一度「噛む楽しみ」を手に入れることができるのです。
失ったからこそわかる、噛む楽しさ、噛む大切さ。もう一度取り戻してみませんか?
- ご要望に応じて麻酔の専門医を
呼んでいます -
京都市の日本インプラント八条口クリニック・タキノ歯科医院では、インプラント治療中の患者様の負担をできるだけ和らげるため、麻酔に力を入れています。局所的に痛みを感じなくさせる「局所麻酔」や、眠っているのとほぼ同じ状態で治療が受けられる「静脈内沈静法」など、ご要望に応じて麻酔の専門医を呼んで治療にあたっていますので、どうぞ安心してお任せください。
お問い合わせ・ご相談はお気軽に
インプラント治療について分かりにくいこと、詳しくお知りになりたいことがありましたら、本サイト“インプラントガイド京都”監修の「タキノ歯科医院ペリオインプラントオフィス」「日本インプラント八条口クリニック」まで、お気軽にお問い合わせください。
インプラント治療の流れ、治療費用や他の治療との選択に関することなど、分かりやすく説明させていただきます。